状況別のシャッタースピードの設定
前回は、状況別のF値の設定をの記事を書きましたが、今回は、シャッタースピードについてです。
この記事を書くにあたって、自分の写真を見返してみると決まったシャッタースピードで撮ってることがわかりました。
僕自身も、まだまだ勉強が必要な部分です。
F値についての記事は、こちらです。
飛行機・鉄道・子供など動くものを撮影する場合
1/500~1/1000以上に設定すると良いです。
動くもののスピードにもよりますので、ここを基準に被写体がブレない設定を探ります。
僕の場合は、飛行機や鉄道を撮影する時1/1000を基準にしています。
焦点距離:500mm / 絞り:F9 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:200 /WB: 晴天
使用機材:Canon EOS 5D Mark IV /SIGMA 超望遠ズームレンズ APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS
運動会など、動くお子さんを撮影する場合も、この値を基準にすると良いです。
シャッタースピードを早くすると、光を取り込む量は少なくなります。
その為、写真は暗くなります。
動くものを撮影する場合は、動きを止められる程度で十分です。
流し撮りをする場合
1/30~1/60になります。
被写体がピタリと静止して、背景が流れる写真を撮るには、流し撮りをします。
コツは、目の前を通り過ぎる被写体の動きに合わせてカメラを動かし始め、そのままシャッターを押すことです。
流し撮りが上手な人は、1/8など、ゆっくりしたシャッタースピードでも撮ることができるそうです。
初心者は、失敗が少ない1/30秒から試すといいそうです。
僕も飛行機で練習しているのですが、どれもただのブレた写真になってしまいました。
難しいです。
滝など幻想的な写真を撮る場合
1/8~1秒になります。
滝の水を糸のように表現したり、夜の暗闇に光線が流れる幻想的な写真は、スローシャッターで撮ることができます。
注意点は、三脚などでカメラをしっかり固定することです。
また、三脚を使っても、シャッターを押した時にわずかにカメラが動くので、レリーズやカメラのセルフタイマーを使うと良いです。
滝の表現です。
車の光跡です。
焦点距離:50mm / 絞り:F8 / シャッタースピード:30秒 / ISO:100 /WB: 3300
使用機材:Canon EOS 5D Mark IV /SIGMA 超望遠ズームレンズ APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS
夜景・星など撮る場合
8秒~30秒です。
星の撮影については、未経験なので調べた物を紹介します。
星は暗い為、シャッタースピード(速度)をできるだけ長くする必要があるようです。
ただし、地球の自転で星が動くので、あまり長くシャッターを開けていると星が動いた様子が写ります。
星空写真の基本は、星を点としてハッキリ写すには、星が中途半端に動かない”8~”30が良いそうでそうです。
いつかは撮ってみたい星空です。
夜景を撮影する場合は、動くものではないので8秒~30秒に設定をすると良いです。
タワーホール船堀から撮影したものです。
焦点距離:55mm / 絞り:F11 / シャッタースピード:20秒 / ISO:100 /WB: 3500
使用機材:Canon EOS kiss x8i /Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
最後に
スローシャッターでの表現を身につけると、表現の幅が広がります。
目では見えないような、幻想的な写真を撮ることも可能です。
なによりも大事なのは、失敗してもいいので、自分で試すことだと思います。