飛行機撮影の適切な設定は?
羽田空港で飛行機を撮影した際に、設定に迷いがありました。
その為、どれがいい設定なのかもわからず、撮影していました。
その結果、納得できる写真を撮ることができませんでした。
焦点距離:413mm / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:200 /WB: 晴天
使用機材:Canon EOS kiss x8i /SIGMA 超望遠ズームレンズ APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS
このように背景がブレてしまったりしました。
今回は、飛行機撮影の設定について、調べてみた内容を話たいと思います。
飛行機撮影の様子は、こちらです。
飛行機がもっとも美しい条件
まず、飛行機撮影で、もっとも美しい条件です。
- 晴天
- 青空
- 順光
この3つの条件です。
シャッタースピード
シャッタースピードは1/1000が目安になります。
このシャッタースピードだと背景はブレず、機体は止まった状態で撮れるようです。
F値
F値は、使用するレンズで設定できる小さなF値から、1~2段階絞った数値が良いようです。
この数値が、画像がクッキリしたきれいな写真になるそうです。
(1段とは普通のカメラでメモリ3クリック分。開放F値がF4のレンズなら一段絞るとF5.6になります。)
多くの望遠ズームの開放F値はF5.6程度になります。
そこから、1段絞ったF8を基準とすると良いと思います。
ISO
ISOは、上げるとノイズが発生する為、あまり上げない方が良いそうです。
以上を踏まえての設定がこちらです。
(晴天の昼間の場合)
暗い場合は、シャッタースピード、F値はそのままで、ISOを上げます。
曇りの日や逆光の場合は、ISO感度をISO200~400程度に上げると良いようです。
場合によっては、シャッタースピードを落とすことで明るくなります。
AIサーボAF(AF-C, C-AF)を使う!
飛行機撮影では、動いている機体を追うため、常にピント合わせが必要になります。
基本的にカメラの設定は、Canonであれば「AIサーボAF」、Nikonでは「AF-C(コンティニュアスAFサーボ)」を使用すると良いです。(他のメーカでもAF-C, C-AFというモードがあります)。
このモードでは、シャッターボタンを半押し状態の間は相手が動いても常に被写体にピントを合わせ続けてくれます(AF枠を被写体に合わせ続けておく必要はある)。
最後に
基準になる設定は、以下の通りです。
- シャッタースピード 1/1000
- F8
- ISO 100~200
適切な設定は、時間帯や気象条件などで変わってきます。
その為、ある程度の経験も必要になりそうです。
今回紹介した設定を基準に、必要に応じて変更していくと良いと思います。
この設定を基準に自分なりに、試行錯誤をして良い写真を撮りたいです。