写真を撮ったら、四隅を確認!
突然ですが、写真を撮って確認することと言ったら何でしょうか?
「ピントが合っているか?」「水平・垂直が取れているか?」などありますが、今回は四隅を確認することについて、書きたい思います。
なぜ四隅の確認が必要なのか?
写真を撮るにあたって「四隅に何を置くのか?」は非常に大事な要素になります。
例えば、四隅全てに異なる要素を配置すると、賑やかな印象になります。
また、全ての四隅に同じ要素を配置したり、2つの四隅に同じ要素を配置すると、シンプルで安定感のある写真になります。
大まかに分けて、この4パターンがあります。
- 四隅に空間を置く
- 四隅に異なる要素を置く
- 四隅全てに同じ要素を置く
- 四隅の2つに要素を分ける
これらは、どれが正しいというのではありません。
「何を表現したいのか?」「どういう印象にしたいのか?」によって変わってきます。
それでは、それぞれの解説をします。
解説
四隅に空間を置く
主題のみを強調したい時に効果的です。
代表的な例は日の丸構図です。
なるべく四隅の空間を均等に開けることで、より安定感のある画作りが行えます。
四隅に異なる要素を置く
賑やかな雰囲気になります。
ただし、四隅の全てに異なる要素を置くのは難しいテクニックです。
そんな時は、四隅の1つを空など空間にすると扱いやすくなります。
四隅全てに同じ要素を置く
写真の内容をシンプルに描写できます。
画面の中心に被写体を目立たせられるのが特徴です。
代表的な例は、トンネル構図や額縁構図です。
四隅の要素をなるべく同じ割合で埋めることで、安定感が出てきます。
四隅の2つに要素を分ける
もっとも利便性の高いのが、こちらの方法です。
画面を整理しながら、伝えたいポイントをはっきりさせて絵作りできます。
上下左右を対称にして情景を描写したい場面などで安定感のある絵作りができます。
こちらの写真は、上下で要素が分かれています。
上が空、下が桟橋です。
海などを撮影する時に、2分割構図などで撮影すると上手くまとまります。
まとめ
先程もお話ししましたが、どれが正しいということではありません。
自分自身が、どんなを表現したいのかだと思います。
まずは、自分自身が「何を、どう撮るか」がハッキリしていないと、始まりません。
ここを明確にしてから、撮影してみましょう!