縦で撮る?横で撮る?
今回は、写真を「縦位置で撮るか」「横位置で撮るか」を考えたいと思います。
僕自身の経験ですが、いい被写体が見付かった時に、何も考えずに写真を撮ると横位置が多くなります。
原因は、カメラのグリップや三脚用ネジなど横位置で使いやすいようデザインされているからだと思います。
ちなみにスマホで撮る時は、縦位置の方が持ちやすい為、縦で撮影することが多くなります。
しかし、多くの写真を見ると縦位置も横位置もあることがわかると思います。
そこで、それぞれの特徴がわかれば、場面に適した写真が撮れるのではないかと思います。
それでは、それぞれのメリット・デメリットを紹介したいと思います。
縦位置
メリット
- 高さを表現できる
- 主題を明確にできる
- 背景を整理できる
- 奥行や遠近感を出す時に効果的
デメリット
- 多用しすぎると単調に見えることがある
- 不安定な要素が入ることがある
足元~空まで入り、奥行や遠近感を出すことができます。
写真では、空のグラデーションから太陽、山、足元のススキまで入れることができます。
横位置
メリット
- 広がりを表現できる
- 多くの情報を入れられる
- 安定感を出せる
デメリット
- 左右に余計な物が入りやすい
横に広がりがある写真になります。
しかし、これ以上太陽が高い位置に行くと切れてしまいます。
最後に
今回は、縦位置と横位置のメリット・デメリットを紹介しました。
それぞれの特徴を理解した上で、構図を作れるとより良い写真が撮れると思います。
写真家さんによっては、1つの被写体に必ず、縦位置と横位置で撮影する方もいるようです。
迷ったら、両方の位置で撮れば後で比較できるのでおススメです。